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卒業後の活躍について訊くインタビュー 片保 希実さん編

片保 希実さん
2018年 現代教養学部 人間科学科 心理学専攻 卒業
勤務先:横浜市北部児童相談所

―― 東女をなぜ受けたのですか?

指定校推薦で受験しました。中学から同じ部活を続けていて、多くの人は高2の冬に引退をするのですが、個人的には高3でも部活をしたいと思っていたんです。部活の方針として、日ごろから勉強との両立を求められていたのもあり、これまでの学校の成績を生かして受験ができたら、と思っていました。なにより、模試が苦手だったし、自分は一般入試には向いていないタイプだと思っていたので。部活を続けたいという気持ちと大学に行きたいという気持ちを両方叶えるため、推薦という制度を選びました。

どの大学にするかは、東女をはじめ心理学を専攻する大学をいくつか調べ、実際にオープンキャンパスにも足を運びました。その中で、東女のアットホームな雰囲気がとても気に入ったのと模擬授業が面白かったことから、東女の受験を決めました。

指定校推薦という制度を使ったため、おかげさまで高3のときに全国大会で決勝まで出場することができて、いい思い出になっています。

―― 心理学への興味はどういうところからだったのですか?

心理学への興味は、今から思うと、100人以上部員がいる部活の中で、人間関係におけるいろいろな楽しさや悩み、難しさを体験し、人間の心に興味をもったのが最初だったかもしれません。チームをまとめる力や集団心理にも関心があって、はじめは、社会心理学に興味を持ったように思います。また、もともと色にも興味があり、オープンキャンパスで認知心理学の模擬授業を受け、それがとっても面白かったことも、東女の心理学にいきたいと考えるきっかけになりました。

―― 入学して心理学を学んでどうでしたか?

幅広く心理学を学べるのがとてもよかったです。社会心理学、発達心理学、臨床心理学、認知心理学、精神医学と、心についていろいろな角度から学べました。

そのうち、実験の授業を通して、だんだん認知心理学に興味を惹かれていったんです。先輩の卒論研究として実験に参加するのも面白かったし、自分で計画して、調べたいことについて、きちんと統制群を設けて調査するという実験ならではの方法も面白くて、卒論では、実験で調査する認知心理学のゼミを選びました。

―― 東女の学生生活で印象に残っていることは?

一番印象に残っているのは友達関係です。他の女子大生を知りませんが、心理学専攻の学生たちは、みんな自分が興味のあることを割とはっきりもっていて、授業を選択するにしても、「私は次の時間、この授業受ける」「私はこっち」みたいに、それぞれやりたいことをもっている人たちでした。

特に仲が良い友だちも、それぞれの興味関心によって異なるゼミに所属し、自分たちの大切なものを尊重し合う関係がとても心地よかったです。休み時間とか昼休み、休日は、一緒に昼食をたべたり、映画に行ったり、旅行したりもしましたし、いまも、それぞれのライフスタイルがありながら定期的に会う大事な友だちです。 自分が学びたいことからつながっていく友だち関係は、高校までと違ったかなと思いました。

片保さんと指導教員の前川先生

―― どんな仕事をされていますか?

児童相談所で児童心理司として、療育手帳の判定をしたり、社会的養護児童のアセスメントや心理支援を行っています。社会に出て、大学や大学院では学ばなかったことを仕事を通して学ばせていただいている最中ですが、根底のところにあるクライエントに対する姿勢は、できるかぎり大事にしたいと思っています。

―― 心理支援の場でどんなことを感じていますか?

児童相談所での心理支援の場で思うのは、相談したくて来談される方ばかりと出会うわけではないということです。うまく関係がつくれないと、中断してしまうことも少なくありません。寄り添いたくても、リードしないといけないこともあり、心理職でありながらも、児童相談所職員としての顔、公務員としての顔なども意識していかないといけないと感じています。

そういう意味では、「やりがい」について考えてしまうことがあるけれど、それでも、子どもが少しでも安心したり、家族の関係が少しでも改善されたりする姿をみると、うれしいと感じます。同じ職場には20人近く心理職がいますが、そのほとんどが女性で、なかには子育てをしながら働いている方もいて、いろいろなモデルがいることが、この仕事を続けたいという気持ちにつながっています。

 最近は、新任職員の指導係を任せられるようにもなり、また新しい経験をさせていただいています。歳の差は数年であっても、自分とは異なる考え方や価値観などを持っている人を相手に、仕事を教えていくことの難しさと楽しさを味わっているところです。

―― 高校生に向けてメッセージをお願いします

高校生へ。やりたいことが決まっている人はもちろん素敵だけど、したいことや将来の夢が決まっていなくても良いと思います。私も、高校生の時は、まさか心理の仕事をしているとは思っていなかったので。いつかこれ!となったときに掴めるように、いまを大切に、好きなことに一生懸命にいてほしいです。もし、心理学に興味がでてきたら、幅広く学べ、教員も近くにいてくれるアットホームな東女が一つの選択肢になるかもしれない、と思います。

(聞き手・前川あさ美)

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