進学を決めた理由(学生アンケート詳細編1)
心理学科の教員です。
学生生活のページ(詳細)では、「学生アンケート」を紹介しました。
しかし、実は在学生のみなさんにはとても多くの回答をもらっており、紹介しきれていませんでした。
そこで、このブログで、在学生の協力で作った集計結果と教員のコメントを、何回かに分けて詳しくご紹介します。
次のような内容を公開予定です。
1. この大学に進学を決めた理由【この記事です!】
2. 東京女子大学の心理学科・心理学専攻でよかったと思うこと
3. 好きな授業と、成長したと思う授業
4. 受験生・高校生・後輩へのメッセージ
5. アルバイト事情
6. 空き時間の有効活用方法
今回は早速、「この大学に進学を決めた理由」についての結果を紹介します。
全体の集計結果
まず、全体の集計結果は次のようになりました。
※志望動機の集計結果。複数回答可。
「心理学に興味があった」という回答が半数近く、次が「学校の雰囲気や特徴」でした。
では、在学生は具体的にどのようなことを感じ・考えて、進学を決めたのでしょうか?
順番に、具体的な回答の内容もご紹介します。
①心理学に興味があった
「初めは、「心理学って面白そう!」という、興味本位でした。将来の職業を見据えて専攻を決める方も多いと思いますが、私は、大学は学ぶところだし、職業を見据えることを第一とするのではなく、自分が1番学びたいことを選ぼうと思い、心理学を選びました。」(2年生)
「認知、社会、発達、臨床と幅広く学べるため(学校によってはこの4つの内3つしかないところなどがありました)」(1年生)
「音声や音楽に関する心理学を学びたいと思っていて、その研究をしている先生がいたから」(4年生)
心理学って面白そう!という素朴な関心で決めた学生が多いようです。
ただ、心理学と言っても、その中には様々な分野があります。
入学の段階では「なんとなく心理学」くらいでもよく、入学してから色々な授業を受けて「○○心理学」への関心を見つけられる・変えられることは良い点かなと思います。
もちろん、3つめのコメントのように、「これがやりたい!」と明確に決まっている人も大歓迎です。
②学校の雰囲気や特徴
「東京女子大学を選んだ理由は、キャンパスを見学して雰囲気が良く、キャンパスツアーをしてくれた学生の方が素敵だったからです。心理学は漠然と興味があったので選びました。」(2年生)
「元々心理学に興味があったのだが、校舎の趣のある雰囲気に魅力を感じたことが最終的な決定打となった。」(4年生)
「自分の学びたい学問があり、自宅から通える範囲だったから」(1年生)
では、なぜ他の大学の心理学科ではなかったのか?については、上のような回答がありました。
建物や学生の人柄など、学校の雰囲気が良かったから……といった回答が多いですね。
「心理学への興味」+「学校の雰囲気」という組み合わせの回答もおおかったです。
少しでも関心がある受験生の方々は、ぜひオープンキャンパスにもお越しください! キャンパスの見学や、教員による模擬授業への参加、在学生への色々な相談などができます。
③公認心理師、臨床心理士
「公認心理師を目指すことができる大学だったから」(3年生)
「カウンセラーになりたくて、大学院が第一種指定大学院に指定されていたから」(3年生)
公認心理師の資格取得を目指すなど、将来を考えたという回答も多かったです。
実際大学院にまで進学する人も多いですし(詳細)、入学後に関心が変わる人もたくさんいます(詳細)。
「入学の段階で絶対に資格取得を目指さないといけない!」というわけではないのですが、学んだ先の職業(の一例)がイメージできることは魅力なのかもしれません。
いかがだったでしょうか?
その他にも、「親と高校の担任のイチオシだった」「心理学を勉強したくて過去問を解いた時にギリギリ受かりそうだと思ったから」など、人によって様々な志望動機がありましたが、共通するのは「心理学がやりたい」「学校の雰囲気」あたりのようです。
少しでも心理学科の様子を知る役に立てていたら嬉しいです。
次回は「この学科・専攻でよかったこと」を紹介予定です!